注文住宅を建てる時のポイント

最終更新日 2024年4月23日 by einvestig

注文住宅を建てる手順

注文住宅というと自分の思った通りに建てられる家として、多くの人の憧れとなっています。

しかし、注文住宅にしたからといって、それだけで自分の思い通りの家が建てられるわけではありません。

せっかくの注文住宅を建てるのならば、自分の希望がなるべく多く叶うように、いくつかの点に注意をしなくてはいけません。

まずは、自分が建てたい家はどのようなものかを具体的に考えておくことです。

家は、しっかりとした基礎を持つなど安全性に優れていることが重要なのは言うまでもありませんが、それ以外の点でも重要視しなくてはいけないポイントがたくさんあります。

例えば、窓がたくさんある家が良い、家事のしやすい間取りにして欲しいなど人によって重要視するポイントは違っています。

そして、全てにおいて優れている家というものは存在しません。

デザインが優れている家は、掃除が大変だったり、子どもが暮らしにくかったりします。

見た目はお洒落でなくても、家事がしやすく、子どもが安全に過ごせる家もあります。

これは、自分がどちらを重要視するかで変わってきます。

まずは、自分が家に求めているものの優先順位を決めましょう。

その次に行うことは、家を誰に建ててもらうかです。

注文住宅は大きなハウスメーカーで建てることもできますし、地元に密着した小さなメーカーで建てることもできます。

また、工務店にお願いするという方法もあれば、建築設計事務所にお願いするという方法もあります。

それぞれに良さがありますが、自分が大切にしているポイントによって、選ぶ条件が違ってきます。

間取りを自由に決めたいのであれば制限が少ない業者に依頼しよう

間取りを自由に決めたいというのであれば、間取りの制限が少ないところに依頼するほうが良いでしょう。

大きなハウスメーカーなどは、独自の方法で建てるため、間取りの自由度が低いところもあります。

いくつかのパターンの間取りから選ばなくてはいけないとなると、自分の希望を盛り込むことが難しくなります。

注文住宅とはいえ、間取りを自由に決められるところばかりではないので注意が必要です。

最初にそういったことまで考えておかないと、建築業者と契約を交わしてからでは、変更することが難しくなるので、事前にしっかりと間取りをどのように決めるのかまで確認しておきましょう。

それ以外には、家を建てる素材にこだわりたいという人であれば、自分が好きな素材を使っている建築業者を選ばなくてはいけません。

建築素材は自然系のものからハイテクなものまで、たくさんの種類があります。

そして、使う素材によって家の性能が大きく変わってきます。

住み心地にも影響してくるので、お気に入りの素材がある人は、事前に建築業者が、どのような材料を使っているかを調べておく必要があります。

中には、今まで使ったことがない材料でも、依頼主の希望があれば、それを使ってくれるという業者もありますが、始めて使うものだと使い方を間違えたりする危険があります。

それ以外にも、わざわざ材料を取り寄せたりするので建築費が割高になってしまうことがあります。

いつも使っている材料であれば、慣れているので失敗も少ないでしょうし、時間も早く施行でき、余分な料金がかかることもないでしょう。

デザインを重視する時のポイント

デザインを重視する時には、自分と好みのあった建築士がいるところにお願いする方が良いと思います。

建築士は、家の設計を専門にする仕事の人で、専門の知識を持って安全な家を建ててくれます。

しかし、家は安全であればいいというものではなく、自分の好みが反映されているほうが居心地が良い空間になります。

家のデザインにこだわる人ならば、尚更そうでしょう。

細かなことですが、家は小さな場所が集まってできています。

小さな不満が積もってしまうと、結果として満足できない家になってしまうのです。

細部のデザインなどは、言葉で説明しにくく、素人には専門用語がわからないこともあります。

そういった時に、好みが似ている人であれば、自分と同じ好みで、物事を決めていってくれるので、デザインなど好みの分かれるところでの不満を感じにくくて済みます。

もうひとつ大切なのがアフターフォローです。

家は建てておしまいではありません。

その後何十年にもわたって住み続けるものです。

当然その間には、色々な不具合がでてくることがあるでしょう。

自分で何でも直せたり、身近に建築関係の知り合いがいる場合には、そこまで困らないかもしれませんが、家の手入れをしたことがないようなタイプの人は、家の不具合がでた時にとても困ります。

きちんとアフターフォローがある業者ならば、困った時も相談できます。

担当者がいなくなった後でも、しっかりと相談できるような体制があるかどうかを確認しておきましょう。

注文住宅は、自分で決めることが多く大変さを感じてしまうこともあるかと思いますが、理想通りの家ができた時の感動は素晴らしいものです。